好事例の選定
何を学習したいかを決めましょう。
事例を選定する前に、自分が何を学習したいかを知る必要があります。実務において、あなたが関心のあることは何ですか。どんなのことを学習したいと思いますか。(関心事の明確化を参照)
良いインタビュー回答者を選びましょう。
最も重要なのは事例そのものではなく、事例を通して、あなたが学習したいインタビュー回答者の経験、判断、対応、言葉にできない何か、を学習することです。
良いインタビュー回答者の特徴
- あなたが賞賛している人
- 仕事に思慮深く、省察的で、経験が豊富で、仕事熱心な人
- 直面した課題と挑戦した内容の両方をざっくばらんに話してくれる人
- 傍観者ではなく実際に“仕事Wを担当”した人
- 自分の関心のある同種の仕事を最近実施した人
よいプロファイルは、必ずしも役職が高い人へのインタビューから作成されるわけではありません。
インタビュー回答者に好事例の選定について相談してみましょう。
インタビューの依頼を検討している候補者に、彼らの仕事のなかでも、代表的な課題や業務の制約条件が反映されている事例を選んでもらいましょう。
好事例の特徴
- インタビュー回答者が満足している仕事や多くを学習した仕事
- インタビュー回答者が挑戦的に対応した仕事
- インタビュー回答者が中心となって深く関与した事例(インタビュー回答者が傍観者でなく実に担当した事例)
- インタビュー回答者が詳細をより覚えていると思われる過去3年間に行った仕事
- 完了した仕事(もし完了していなければ、あなたの質問に対して「まだわからない」といった回答が多くなるでしょう。)
- インタビュー回答者の判断や対応についてインタビュー回答者が分析した事例
プレインタビューを行って事例を評価しましょう。
候補事例に「ストーリー」があるかどうか、少し考えてみましょう。インタビュー回答者が、どのように直接的な関与をしているのかを知りましょう。その他の主要な担当者は誰ですか。どのように終了しましたか。インタビュー回答者はその事例をあなたに話してくれそうですか。