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テープ起こし

インタビューの実施:実施計画・手配

インタビュー直前

  • 録音機器の確認、きちんと動くか確認すること。もしIC型ボイスレコーダを使っている場合は、充電が満タンであるか確認する。もしレコーダの電源が電池であれば、新しいものに取り換えること。予備の電池を持っていくこと。予備のカセットテープを持っていくこと。また、インタビューの予定時間よりも長めの録音ができるカセットテープを持っていくこと。
  • インタビューでの質問事項、ノートを取るためのペンとノートを持っているか確認すること。
  • あなたの名前、インタビュー回答者の名前、インタビュー実施日をメモとテープに記録すること。
  • しばらく一人になって集中しましょう。静かな場所を見つけて座り、なぜインタビューを回答者にお願いするのか、何を得たいのかを考えましょう。インタビューの質問を点検しましょう。深呼吸しましょう。緊張していて当然です。熟練のインタビューの聞き手であっても緊張します。良い会話になればいいですがインタビューは不確かで毎回異なるものです。心配を予想しておけば、用心深くなり、新しい質問や新しい学習ができます。

インタビュー中

  • 自己紹介しましょう。少し「雑談」をしてみましょう。多くの人は知らない人と話すことを多少難しく感じるものです。少し雑談をすれは、緊張もほぐれますし、あなたを知ってもらうことができるでしょう。
  • インタビューの機会を頂いたことにお礼を言いましょう。そして簡単にインタビューンの趣旨や流れを説明しましょう。もし、インタビュー回答者から事前に同意書にサインをもらってなければ、その時にサインをもらいましょう。
  • レコーダは窓、エアコン、冷蔵庫、コンピュータや音を出すものから離しておきましょう。そして、録音ボタンを押してください。
  • 回答者と良い信頼関係を構築しましょう。そして、インタビュー回答者に感謝しましょう。あなたがインタビュー回答者の取り組みに賛成するかどうかは関係ありません。あなたはインタビュー回答者の見解や説明を収集しているのであって、評価をしているのではありません。
  • たまにインタビューの間ノートを取り続ける人がいますが、後で確認したい重要なフレーズや意見をメモしておけばよいでしょう。

インタビューの終了

  • インタビュー回答者が「さようなら」というまでは録音を終了してはいけません。少し考えた後に、多くのよい材料が飛び出します。インタビューの聞き手が「ありがとうございました。」と言い、話し手が「それでは失礼します。」と言った後に、突然「あの・・・はとても興味深かった」と話しだします。多くの聞き手は録音しておきたかったと残念に思った経験があります。
  • 再度、インタビュー回答者にお礼を言いましょう。そして、守秘義務と次の段取りについて確認します。インタビュー回答者にレビューや修正をしてもらうためプロファイルを送付することも確認します。また、もしよくわからない部分が出てきた場合に、改めて連絡してもよいかも聞いておきましょう。

2日以内

  • お礼の手紙を送りましょう。
  • できるだけ早くインタビューを書き起こすために静かな場所を見つけましょう。他の仕事を行うと、インタビューでの重要なフレーズや驚いた事などを忘れてしまいます。録音があっても、すぐに行います。録音したので心配しなくてもよいということではありません。インタビューはその時点より鮮明になることはありません。何を得たか少しでも書き始めましょう。
  • 記憶が新しいうちに、テープおこしを始めましょう。