インタビューの質問の作成:ヒント
- 堅苦しいインタビューではなく、あなたが学習したいと思うストーリーを持っている人と「構造的な対談」のようなやりとりを考えましょう。
- 一般に、プロファイルのインタビューには以下の3つの部分があります。
簡単な経歴:どこの出身ですか。以前の学校や勤務先はどこですか。今の仕事に影響を与えたのは誰・何ですか。
事例:インタビューで構成されます。どのように事業に関与しましたか。困難にどのように対処しましたか。混乱、対立、脅威、感情、とっつきにくかった事案についてどのように対応しましたか。
省察:10分から15分ほど時間をもらって、インタビュー回答者の仕事を振り返りましょう。重大な局面、窮地、驚いたこと、学習したこと、困惑したことはあったでしょうか。
- 何を明らかにするのかをじっくりと考えましょう。Xについての理論や推理を知りたいですか、Xについて何をしたか、何をしようとしたかを知りたいですか。(実務家のプロファイルは、後者が多く集まっています。)もし、前者の理論や推理を知りたい場合、「Xについてどう思いますか。」、後者の何をしたか、何をしようとしたかを知りたい場合は、「Xにどのように対応しましたか」と質問しましょう。2つの異なる質問方法は異なる結果をもたらします。
- このため、インタビュー回答者に「どのように」行ったかと聞いてください。「なぜ」という質問には、何をしようとしたかではなく、そのようにした理由を答えるでしょう。また、「なぜ」という質問には、回答者が身構えてしまいます。「どのように」という質問では、回答者は何をしたかを話すでしょうし、その途中で、「なぜ」についても話すでしょう。
- 感情的な「引き金となる言葉」には注意しましょう。もし、あなたが「倫理的なこと」に興味があると言った場合、インタビュー回答者らの取り組みから何も得られなくなります。実際の取り組みについて興味があると質問をすると、間接的に「倫理的なこと」も得られるでしょう。
- もし、評価することが目的であれば、どんなデータを収集するかをよく考えなければなりません。もし、あなたが、ある人が良い先生、まとめ役、都市計画家かを評価したい場合、「あの人物は良い先生、まとめ役、都市計画家ですか」と聞くと、要約された意見が得られるだけで、おそらく正直でもなく必要でもない意見が得られるでしょう。もし、「どのようにX、Y、Zに対応しましたか」と質問すれば、もっと多くの必要な情報が得られるでしょう。
- 簡単な質問を最初に持ってきましょう。そうすることで、親密さが増します。同時に、インタビューが予定より短い時間で終わっても大丈夫なように、最も重要な質問は最後の方に持ってこないようにしましょう。
- 質問は文字に起こしておきましょう。しかし、これらの質問はあくまで目安です。プロファイルのインタビューでは、先ほどの三つ(簡単な経歴、事例、省察)の大きなセクションに沿って会話が進むべきで、リスト化した質問の順にはならないでしょう。可能な限り自然な会話の流れの中で質問を進めましょう。